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はじめにお断りしておきますが、ここで付けられている星の数はわたくしの独断によるものです。
貴方の好きなアルバムが、ここではひょっとするとあまり評価が良くない場合もあるやもしれません。
ある程度の覚悟は持ってやってるつもりです。

しかしながら、ある統一された価値基準でもって世にあるアルバムを比較することも大事だと思うのです。
(ここでは私の、嘘偽りない、価値基準です。)
何故なら商業的な音楽評論は得てして良いことしか書けないからです。
そんな評価が信じられますか?
どれも良い良いと書かれてもどれが嘘で、どれが本当なのか貴方には判断つかないでしょう。

ここに来ていただいている人には音楽を嫌いな人はいないと思っていますし、
日本の才能達が生み出す音楽をとてもいとおしいものに思っておられると思います。
それは、僕も同じ気持ちだと、それは分かっていただけますか?
確かに★をつける行為、というのは間接的にアーティストを誹謗していることにもなります。
そんなことをして何になるのだ、と。

今の日本人の大多数の知識や理解は「マスメディアの生み出した共通理解」の上に成り立っています。というかそうだと思っています。
日本だけではないかもしれません。

平均平均と人は言いますが、本当に平均の人なんていないです。
みんな何かしら感じていて、何かしら大事な気持ちがあるのに、迎合してしまうんです。

アーティストもそれを聴く我々も、そういう虚像ばかりを追いかける必要もなく、またそういった虚像は失くすべきだと思っています。
だから、使用上の注意にも書いていますが、ある程度のお叱りその他は覚悟の上です。
それでも、
「貴方達アーティストの出した作品を、少なくとも俺はこう感じたぞ。マスメディアの作った虚像どおりではないぞ」
と良きにつけ悪しきにつけ、発信したいのです。

そんな理由から、以下のような段階評価を、敢えてやっています。
不本意な評価がなされているからといって、不快に思われる場合もあるかもしれませんが、
それは致し方ないことです。

そう思われる方は、ここにある評価を信じない、という方向で音楽を選ばれると良いかもしれません。


能書きはこれくらいにして星の眺め方を大雑把に以下のように考えていただきたいと思います。


もう諦めてください。それはもうシングル以外に聞くべきものが何もないという。
アルバムとして成り立っていないような、そんなアルバムに対して烙印を押します。

★★
CDの定価ほどの価値があるかないか、際どいところだとお考えください。
あるいはこの辺りから、聴く人によっては良いと思う人が出てくるかもしれません。

★★★
元は取れるという認識で。この辺りになると、僕はそこそこだと思っていても、
どこかの誰かにとっては星四つくらいの価値を持つアルバムかもしれません。
シングル以外にも耳を引く曲が入っていたり、おお、と思える光る何かが部分的にあるはずです。

★★★★
自信を持ってお勧めします。
とはいえ、必ずしも僕以外の人全てが良いと思ってくれるかどうかは疑問が残ります。
歌詞に不満があってもアルバムトータルで良いと思えるものには四つです。
すでに当たりの部類に属します。
僕の場合、あとは詩のレベルさえ高ければ五つなのになあ、というアルバムが多くこの評価になる傾向があります。

★★★★★
多少無理をしてでもレンタルするかもしくは購入を考えていただきたい。
製作者の並々ならぬ思いや情熱がヒシヒシと感じられ、かつ楽曲、
詩ともにハイレベルなアルバムのときにしか与えられません。
年に二桁は出ないでしょう。


なお、レンタルや中古CD屋でもCDレンタルあるいは購入するなどしてアルバムを聴いていますが、これらの作品については正規購入ではないため、評価の対象外としています。