2004/11/25
Thr.
「俺が国王なら死刑」

もうね、歩きタバコ。
ホント勘弁して欲しい。
更にそのタバコをポイ捨てする奴。
ホント勘弁して欲しい。
更に道路脇の溝の穴に捨てて隠した風にしてる奴。
ホント勘弁して欲しい。

問題は
何でそれがダメだと俺が思ってしまうのかが分からないところだ。



2004/11/23
Tue..
「霧の読書マイル、おそらくこれから小野不由美月間」

うーむ..
よもやこんなハマってしまうとは..
小野不由美ですが。
多分これから屍鬼読み始めちゃうんだろうなあ..
ダヴィンチ・コードもオクシタニアもまだ読んでないのに..
ううう


魔性の子/小野不由美
新潮文庫から出てますが、これは十二国記シリーズの外伝と思って読んだほうが面白いでしょう。
すなわち、これだけ読んでも意味はよく分からないのでは?と思われます。
かといって十二国記シリーズを読む前に読んだとしても多分、十分面白いのではないか、とも思われます。

十二国記という作品については、アニメ化されているくらいですから、マーケットとして出来上がっているくらいの著名度が既にあります。
まあそうしたらそうしたでたーくさんの弊害が出てきます。
WEBなんかで検索したくなったりしますが、公式サイトを含めて大したサイトは一つもない(独断)ので、あの未完成のジグソーパズルの欠片をWEB上に探そうと思っても徒労に終わります。
要するに作家以外の誰もが、ジグソーパズルを埋められないのですから。

ただ、作品に出てくる膨大な情報「のみ」を簡潔にまとめているサイトもあって、そういう意味ではここなんかは素敵です。

半パン・デイズ/重松清
俺って小学生の頃こんな感受性豊かだったっけなあ..?
と思わせる一品。
妹尾河童を彷彿とさせる雰囲気がある。あれは確か少年Hだったか。
小学生の主人公が1年生から6年生になるまでに起こった出来事で物語が構成される。
時代背景は70年代?くらいと思われるが、時代を超えて人間社会の中にある普遍的なものを浮き彫りにする。
これは大人の絵本的作品なのだが、読ませたい奴らは絶対読まない。
大体、読ませたい奴らは小説自体を読まない。
といってドラマ化アニメ化すると伝わらない、または曲解されて伝わる。

そこんとこがいつも歯がゆいんだよなあ。
オススメの一冊。

天使の梯子/村山由佳
これ、新刊なんで家で読んだんですけどね。とりあえず「天使の卵」の続編ってことで。
まあ、やっぱり僕は前作の「すべての雲は銀の..」の好きっすねえ。

何つうか、誰かを好きになった時の誇らしさとか、情けなさとか、嫉妬とか、格好悪さとか、そういうのって追体験するもんじゃないっすよね。
自分で知ってれば、分かってれば、良いんじゃないですかね。
本の中で疑似体験するという意味では、非常に機微があっていいんじゃないでしょうか。
単なるバカハッピーエンディングでないところは、まあ、アリですけど。
特にオススメはしません。
悲しいくらいの恋愛追体験好きの方はどうぞ。



2004/11/11
Thr.
「霧の読書マイル、寝る暇も惜しむの巻」

さて、先の号にてデルフィニア戦記なる小説(西洋風のファンタシー小説)をご紹介しました。
寝る間も惜しんで読んでおりましたところ、つい先日、完読いたしました。
↑あまりの面白さに通勤以外でも読んでしまっている

しかしながら、第W部に相当する13〜18巻については、未だ中公文庫から出ておりませんでした。
宝塚風のアニメキャラ表紙の新書版(C★ノベルズファンタジアと言うらしい)からしか出ておらず、これを購入するのはちょっとイヤだったので、折衷案として、WEBから電子書籍として購入した次第..
何が折衷案なんだかよく分かりませんでしたが、読みたさに負けたという次第...

そして悲しいことにこれと平行して小野不由美著「十二国記」(こっちは中華風ファンタシー小説)も読み始めてしまいました。
いずれも釜炊きメグロこと、北上次郎氏の推薦によるものです。
デルフィニア戦記第1巻の解説に氏が書かれているとおり、
確かにこの二作については、ティーンズノベルと呼ばれるジャンルの中で別格と言って良いでしょう。
って他を読んでないからこの言い方はホントは正しくないので言い換えます。
この二作が別格だと言っている釜炊きメグロの意見に賛成します!
メチャクチャ面白いです。
↑これも寝る間を惜しんでいる

ティーンズノベルとやらがどういうジャンルの著作を指して言うのかは僕もはっきりとは分かりません。
ただ、二作品ともに宝塚のような出で立ちのキャラが表紙に描かれて売られています(※1)。
そして更に、人気が出たりするとアニメ化なんてことがなされてしまいます。
んなもん原作より面白くなるわけがないのに..
僕はこの件については100%断言しますね。
お金のためとはいえ、それはできるだけやめて欲しいです..

しかしここでヒくことなかれ!
特に十二国記!これは素晴らしい!
今まで知らなかったのが逆に嬉しい!
何でかって一気に読めるから!

とりあえず宝塚キャラが表紙を飾ってたりする時点で読む気が失せるんですが、WEB上にはアニメ版の話しか落ちてなくて甚だ幻滅したりもするんですが、とりあえずそういうのは、もう、幻か、あるいは別物だと割り切ってですね。
原作を、原作をどうぞ手にとってみてください。

言い過ぎかもしれませんが、小説という形態で世に送り出しているにもかかわらずアニメ化、なんてのは作者に対する冒涜とさえ思います。
単なる商業的見地に立ったアニメ業界のドル箱なだけでしょう。

というわけで現在までに読書マイルに追加された書籍は以下のとおり。
散財..



「デルフィニア戦記 第U部(4〜6巻)」/茅田砂胡
「デルフィニア戦記 第V部(7〜12巻)」/茅田砂胡
「デルフィニア戦記 第W部(13〜18巻)」/茅田砂胡
まあ、有体に言ってしまえば、よくある貴種流離譚ですよ。
それをいかに面白く書くか、いかにキャラクターを際立たせるかという、作者の技量ですね。
出来上がったキャラクター同士の掛け合いなんてのは銀河英雄伝説を彷彿とさせます。
イヴンとバルロなんてシェーンコップとポプランみたいな感じですね。
激動の時代を描きつつも、能天気とも言える内容。全体を通して明るいです。


「月の影 影の海(上・下)」/小野不由美
「風の海 迷宮の岸」/小野不由美
「東の海神 西の滄海」/小野不由美
「図南の翼」/小野不由美
「風の万里 黎明の空(上・下)」/小野不由美
「黄昏の岸 暁の天」/小野不由美
「華胥の幽夢」/小野不由美
全て「十二国記」が描かれた作品です。
その十二国の存在する世界をかいつまんで書いてしまうと、もの凄く陳腐になってしまうので書けません。
とりあえず一番最初の「月の影 影の海(上)」がどうにも主人公が超ローテンションなので読みづらいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これを超えたらあとはもう。
そりゃあもう。
特に何度読み返してもゾクゾクするのは、「風の海 迷宮の岸」にて泰麒が饕餮を折伏するくだり。
(日本語訳:タイキという主人公の一人が、トウテツという妖魔を子分にするくだり。)
デルフィニアと比較すると、作品全体を通して、暗いです。暗いというよりはシリアスとでも言うのでしょうか。
いずれの作品も人間の浅ましさや愚かさを知ってる作家が書いているという意味で秀逸と言えます。

「天使の卵」/村山由佳
たまたま、最近出版された「天使の梯子」を購入したんですが、それ以前に買いだめしておいた本の続きだったということで、先に卵の方を読みました。
既に村山節が見参ですが、まあ、なんつうか、「すべての雲は銀の..」のが全然良かったっすね。
これから梯子の方も読みますが、さてどうでしょう(茂雄)。

(※1)
デルフィニア戦記は中公文庫に、十二国記については講談社文庫に文庫化された時点でこの宝塚キャラは見なくて済みます。




2004/11/02
Tue.
「それこそは寸分の疑いもない」

コンビニで見た
ここ最近、というより、この現代に未だあったのか

男の子だった
こんなに見間違いようのないものがあるか
どこからどうみても疑いようのない


パジャマだ

びっくりした
新札より貴重なものを見た